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陸屋根(屋上)の防水工事|種類と費用

公開 2026.11.01更新 2026.11.01読了 約8分
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「屋上の床がひび割れてきたけど、工事が必要?」
「防水工事にはいろいろ種類があって、どれを選べばいいか分からない」
「平らな屋根の防水は、いくらぐらいかかるの?」

陸屋根(ろくやね/りくやね:傾きがほとんどない平らな屋根)は、雨水が流れにくいぶん、表面の「防水層」で水を止めている屋根 です。防水層は年数とともに傷むため、おおむね10〜15年ごとを目安に点検・改修 が必要です。工法は主に4種類あり、費用の目安は㎡あたり5,000〜22,000円ほど と幅があります。

この記事では、陸屋根の防水工事の種類・費用・耐用年数の目安と、屋上に合った工法の選び方を、東京都東大和市で外装リフォームを行うクラフトホームズが解説します。

目次
1. 陸屋根は「防水層」で雨を止めている
2. 防水工事の4つの種類
3. 工法別|費用と耐用年数の目安
4. 屋上に合った工法の選び方
5. 防水工事が必要になるサイン
6. よくある質問
7. まとめ

陸屋根は「防水層」で雨を止めている

瓦やスレートの屋根は、傾きをつけて雨水を下へ流すことで家を守っています。これに対して陸屋根は、ほぼ平らなので雨水が流れにくく、床の表面を水が通らない膜(防水層)でおおう ことで雨漏りを防いでいます。

防水層の上には、紫外線から防水層を守る「トップコート」と呼ばれる保護塗料が塗られているのが一般的です。日差しや雨、気温の変化を毎日受けるため、まずトップコートが色あせ、次に防水層そのものが傷んでいきます。防水層まで傷むと、雨水が建物の中へ入り込み、天井のシミや雨漏りにつながる おそれがあります。

また、陸屋根では雨水を「ドレン(排水口)」に集めて流します。ドレンが落ち葉や土で詰まると、屋上に水がたまって防水層に負担がかかるため、防水層とあわせて排水口の状態も大切です。

防水工事の4つの種類

陸屋根で使われる防水工事は、主に次の4種類です。

1. ウレタン防水
液体の樹脂(ウレタン)を床に塗り重ね、ゴムのような膜をつくる工法です。継ぎ目のない防水層になり、室外機の架台や配管など、凹凸が多い屋上にもなじみやすい のが特長です。今ある防水層の上から重ねて施工できることも多く、改修工事でよく使われます。

2. シート防水(塩ビ・ゴム)
塩化ビニルやゴムでできた防水シートを、床に貼ったり固定したりする工法です。工場でつくられたシートを使うため厚みが均一になりやすく、広くて平らな屋上 に向いています。シートの継ぎ目の処理が仕上がりを左右します。

3. アスファルト防水
アスファルトをしみ込ませたシートを何層も重ねる、昔からある工法です。防水層が厚く耐久性が高い 一方、重量があり費用も高めのため、戸建てよりもマンションやビルの屋上で多く使われます。

4. FRP防水
ガラス繊維のマットに樹脂をしみ込ませて固める工法です。軽くて硬く、歩いても傷みにくい ため、戸建てのベランダでよく使われます。一方で、硬いぶん建物の動きに追従しにくく、木造の広い屋上ではひび割れが出ることがあるため、面積や下地との相性を見て選びます。

工法別|費用と耐用年数の目安

工法 ㎡単価の目安 耐用年数の目安 向いている屋上
ウレタン防水 5,000〜12,000円 約10年 凹凸や設備が多い屋上・改修工事
シート防水(塩ビ・ゴム) 8,000〜15,000円 約10〜15年 広くて平らな屋上
アスファルト防水 11,000〜22,000円 約15〜25年 大きな建物・耐久性重視
FRP防水 6,500〜10,000円 約10〜12年 狭い面積・人がよく歩く場所

※費用は工法の仕様(重ねて塗るか、古い防水層を撤去するか、下地補修の量など)で大きく変わります。上の数字はあくまで目安です。

たとえば 屋上の広さが20㎡なら、ウレタン防水で10万〜24万円ほど が目安の計算になります。ただし実際には、次のような費用が加わることがあります。

  • 古い防水層の撤去や、下地(床のコンクリートなど)の補修
  • ドレン(排水口)の交換や改修用ドレンの取り付け
  • 立ち上がり部分(床と壁の境目の、壁側に折り返した部分)の施工
  • 資材の運搬や、必要に応じた足場の設置

クラフトホームズの料金の目安は、料金プランをご覧ください。点検・お見積りは無料です。

なお、どの工法でも、表面のトップコートを5年前後ごとに塗り替える と、防水層そのものを長持ちさせやすくなります。

屋上に合った工法の選び方

工法は「費用が安いから」だけで決めず、屋上の状態に合わせて選ぶことが大切です。

今の防水層の種類を確認する
改修工事では、今の防水層の上に重ねて施工する方法がよく使われます。ただし、今の防水層と新しい防水材の相性があるため、まず現状が何の防水なのかを調べる ことが出発点です。

屋上の形と広さを見る
室外機や配管、手すりの支柱が多い屋上は、液体を塗って仕上げるウレタン防水が施工しやすい傾向です。障害物の少ない広い屋上なら、シート防水も候補になります。

下地に水分がたまっていないかを見る
防水層の下に雨水が入り込んでいる場合、その上から密着させて塗ると、水分が蒸発するときに防水層がふくれることがあります。この場合は、防水層と下地の間に湿気の逃げ道をつくる「通気緩衝工法(つうきかんしょうこうほう)」 などを検討します。

屋上の使い方を考える
屋上に洗濯物を干す、植木鉢を置く、よく人が歩くといった使い方をするなら、摩耗に強い仕様や、保護材の追加も検討します。

防水工事が必要になるサイン

次のような症状があれば、点検を受けるタイミングです。

症状 状態の目安 対応の目安
色あせ・表面の粉っぽさ トップコートが劣化 トップコートの塗り替え
細かいひび割れ 表面〜防水層の劣化が始まっている 点検のうえ補修・改修を検討
ふくれ・はがれ 防水層の下に水や空気が入っている 防水層の改修
雨のあと水たまりが残る 排水不良・床の勾配の不足 ドレン清掃・勾配の調整を検討
シートの継ぎ目の浮き シート防水の接着が弱っている 継ぎ目の補修・改修
草が生えている 土がたまり、防水層を傷めている可能性 清掃と防水層の確認
室内の天井にシミ 雨水が建物内に入っている 早めに雨漏り調査

屋上は普段あまり見ない場所のため、気付いたときには傷みが進んでいることも少なくありません。前回の工事から10年前後たっていたら、症状がなくても一度点検を受ける と安心です。屋上に上がるときは、転落の危険があるため無理をしないでください。

【現場から一言】

「陸屋根の雨漏りは、防水層そのものよりもドレンまわりや立ち上がりの端部から始まることがよくあります。床の見た目がきれいでも、端のほうまで確認することが大切です。」

よくある質問

Q. 今の防水層をはがさずに工事できますか?
A. 多くの場合、今の防水層の上から重ねて施工できます。撤去費用がかからず工期も短くなりますが、防水層の下に水がたまっている場合や、傷みが大きい場合は撤去が必要になることもあります。現地調査で判断します。

Q. 工事中は屋上を使えませんか?
A. 防水材が乾いて固まるまでは、屋上に出ることはできません。工法や天候によって日数は変わるため、事前に「いつから歩けるか」を確認しておきましょう。

Q. 防水工事と一緒に外壁塗装もしたほうがいいですか?
A. 足場が必要な場合は、外壁塗装と同時に行うと足場代が1回で済みます。屋上の防水と外壁の傷み具合を一緒に点検して、時期をそろえられるか検討するのがおすすめです。

まとめ

  • 陸屋根は平らで雨水が流れにくく、表面の防水層で雨漏りを防いでいる
  • 工法はウレタン・シート・アスファルト・FRPの4種類で、㎡単価の目安は5,000〜22,000円ほど
  • 耐用年数の目安は約10〜25年と工法で差があり、トップコートは5年前後ごとの塗り替えが目安
  • 工法は今の防水層・屋上の形・下地の水分・使い方を見て選ぶ

クラフトホームズでは、防水施工技能士の資格を持つスタッフが在籍し、屋上の状態を写真でご説明したうえで工法をご提案します。現地調査・お見積りは無料です。

▶ 関連記事:ベランダ防水の費用相場|トップコート・ウレタン・FRP(NO.037)/雨漏り修理はいくらかかる?(NO.009)
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