「『10年保証』と書いてあるけど、何が保証されるの?」
「工事保証とメーカー保証は、どう違うの?」
「保証が長い会社を選べば安心?」
外壁塗装の保証は、大きく 「施工会社の工事保証」「塗料メーカーの保証」「リフォーム瑕疵保険(第三者の保険)」 の3つに分かれます。いちばん身近なのは工事保証で、施工の不具合による剥がれ・膨れなどを、工事をした会社が直す約束 です。
大切なのは 年数の長さより「何が対象で、何が対象外か」 。保証書を書面でもらい、対象範囲と条件を契約前に確認しておくことが、いちばんの安心につながります。
この記事では、外壁塗装の保証の種類と違い、確認したいポイントを、東京都東大和市で外装リフォームを行うクラフトホームズが解説します。
目次
1. 外壁塗装の保証は3種類
2. 工事保証とは|施工会社が直す約束
3. メーカー保証とは|塗料そのものの品質
4. リフォーム瑕疵保険と法律上の責任
5. 保証書で必ず確認したい6つのポイント
6. よくある質問
7. まとめ
外壁塗装の保証は3種類
まずは全体像を整理しましょう。
| 種類 | 誰が出す? | 主に守るもの | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 工事保証(自社保証) | 工事をした施工会社 | 施工の不具合による剥がれ・膨れなど | 内容は会社ごとに違う。会社がなくなると使えない |
| メーカー保証 | 塗料メーカー | 塗料そのものの品質 | 対象の製品・施工店・仕様が限られる。施工ミスは対象外のことが多い |
| リフォーム瑕疵保険 | 国の指定を受けた保険法人(工事会社が加入) | 工事の欠陥の補修費用 | 工事前の申し込みと検査が必要。加入は任意 |
このほか、保証書の有無にかかわらず、法律(民法)で施工会社が負う責任 もあります。それぞれ詳しく見ていきます。
工事保証とは|施工会社が直す約束
工事保証は、工事をした会社が「この期間内に施工が原因の不具合が出たら、無償で直します」と約束するもの です。外壁塗装でいちばん関わりが深い保証です。
対象になりやすいもの・なりにくいもの
| 対象になりやすい | 対象外になりやすい |
|---|---|
| 塗膜の剥がれ・膨れ(施工不良によるもの) | 地震・台風・水害など自然災害による損傷 |
| 下塗り不足などによる早期の不具合 | 建物の動きや構造が原因のひび割れ |
| 付帯部(雨樋・破風など)の塗膜の剥がれ | 経年による自然な色あせ・汚れ |
| ― | 住まい手や別の業者の工事でついた傷 |
※対象範囲は会社ごとに異なります。上の表は一般的な傾向です。
保証年数は「部位」と「塗料」で分かれることが多い
工事保証の年数は、外壁・屋根・付帯部(雨樋や破風など)で分けたり、塗料のグレードによって変えたりする のが一般的です。「最長〇年」と書かれている場合は、どの部位・どの塗料で何年なのか を必ず確認しましょう。
クラフトホームズの工事保証は最長10年です。
「保証が長すぎる」場合も確認を
塗料の耐用年数を大きく超える保証や、「20年・30年保証」をうたう場合は、対象が一部に限られていないか、条件として有料の定期メンテナンスが必要ではないか を確認してください。保証は「長さ」より「中身」です。
メーカー保証とは|塗料そのものの品質
メーカー保証は、塗料メーカーが自社製品の品質について出す保証 です。ただし、外壁塗装の塗り替えでは、次のような条件がつくのが一般的です。
- 保証の対象になる 製品が決まっている(すべての塗料に付くわけではない)
- メーカーに 登録・認定された施工店 が工事をすること
- メーカーが決めた 仕様(下塗り材の種類、塗る回数、塗る量など)どおり に施工すること
- 工事後に メーカーへの申請 が必要なことがある
また、メーカー保証が守るのは基本的に 「塗料そのものの不良」 です。塗る前の洗浄が不十分だった、乾燥時間を守らなかったといった 施工ミスによる不具合は、工事保証の範囲 になります。
つまり、メーカー保証があっても、施工会社の工事保証は欠かせません。 「メーカー保証付き」と言われたら、どの製品の保証で、保証書は誰から誰に発行されるのかを確認しましょう。
リフォーム瑕疵保険と法律上の責任
リフォーム瑕疵保険
リフォーム瑕疵(かし)保険は、工事に欠陥が見つかったときの補修費用を、保険で支払う仕組み です。国土交通大臣の指定を受けた保険法人が扱い、登録した工事会社が工事ごとに加入します。
| 項目 | 内容(一般的な例) |
|---|---|
| 加入のタイミング | 工事の前に申し込み、保険法人の現場検査を受ける |
| 保険期間の例 | 構造上主要な部分・雨水の浸入を防ぐ部分は5年、その他の部分は1年 |
| 会社が倒産したとき | 一定の場合、発注者(施主)が保険金を直接請求できる |
| 費用 | 保険料・検査料がかかる(工事会社と相談) |
※保険期間・対象は保険法人や商品によって異なります。加入を希望する場合は、工事の契約前に 施工会社に相談してください。
第三者が検査を行い、会社がなくなった場合の備えにもなるのが、工事保証にはない特徴です。
民法の「契約不適合責任」
保証書がなくても、工事の内容が契約と違っていた場合(例:契約した塗料と違うものが使われた、決めた回数を塗っていない)、施工会社は 法律上の責任(契約不適合責任) を負います。民法では、不具合を知ってから1年以内に施工会社へ通知する ことが、権利を守るための目安とされています。気づいたら早めに連絡し、やり取りは書面やメールで残しておきましょう。
保証書で必ず確認したい6つのポイント
- 書面(保証書)でもらえるか ― 口約束だけの「保証します」は、あとで確認のしようがありません。
- 部位ごとの保証年数 ― 外壁・屋根・付帯部で年数が違うことがあります。
- 保証の対象と対象外 ― 剥がれ・膨れ・ひび割れなど、何が対象かを具体的に。
- 保証を受ける条件 ― 定期点検の受診などが条件になっていないか。
- 保証の開始日と連絡先 ― 工事完了日からか、引き渡し日からか。
- 保証書の発行元 ― 施工会社か、メーカーか、保険法人か。
あわせて、会社が長く続きそうか(施工実績・地元での営業年数・アフター点検の体制) も、保証を生かすための大事な判断材料です。
【現場から一言】
「保証は『もしものとき』のためのものですが、本当に大事なのは不具合を出さない施工です。下塗りの材料や塗る回数を見積書に書き、工事中の写真も残しています。保証書と一緒に保管してください。」
よくある質問
Q. 保証期間中なら、どんな不具合でも無料で直してもらえますか?
A. いいえ。多くの工事保証は「施工が原因の不具合」が対象で、自然災害や経年の色あせ、建物の動きによるひび割れなどは対象外です。保証書の「保証の対象外」の欄を確認してください。
Q. 家を売ったら、保証は次の持ち主に引き継げますか?
A. 会社や保証の種類によって扱いが違います。売却の予定がある場合は、保証書を渡せるか、名義の変更が必要かを施工会社に確認しておきましょう。
Q. 保証期間中に施工会社が倒産したら、どうなりますか?
A. 工事保証は、原則として使えなくなります。この備えとして、リフォーム瑕疵保険への加入を工事前に相談する方法があります。メーカー保証がある場合は、その条件も確認してください。
まとめ
- 外壁塗装の保証は「工事保証」「メーカー保証」「リフォーム瑕疵保険」の3種類
- 施工不良を直すのは工事保証。メーカー保証は塗料そのものの品質が中心
- 年数の長さより「対象・対象外・条件」を保証書で確認する
- 会社がなくなったときの備えには、工事前にリフォーム瑕疵保険を相談する
保証の内容は、契約の前に書面で確認するのが鉄則です。不明な点は、遠慮なく施工会社に質問しましょう。
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