「雨の日に、雨樋から水があふれている」
「雨樋が外れかけて、ぶら下がっている」
「雨樋が波打つように歪んでいるけど、放っておいて大丈夫?」
雨樋(あまどい)のトラブルは、「詰まり」「外れ」「歪み」 の3つが代表的です。原因は、落ち葉や土のたまり、雨樋を支える金具の緩みやさび、雪の重みや強風 などです。詰まりの掃除や金具の交換など部分的な修理で済むことも多く、部分修理なら数万円程度 が目安ですが、放っておくと外壁や基礎を傷める原因になります。
この記事では、症状ごとの原因と直し方、修理費用の目安、火災保険が使えるケースを、東京都東大和市で外装リフォームを行うクラフトホームズが解説します。
目次
1. 雨樋の役割と、トラブルを放置するリスク
2. 詰まりの原因と直し方
3. 外れの原因と直し方
4. 歪み・たわみの原因と直し方
5. 修理費用の目安
6. 火災保険が使えるケース
7. よくある質問
8. まとめ
雨樋の役割と、トラブルを放置するリスク
雨樋は、屋根に降った雨水を集めて、地面や排水管まで流すための設備です。屋根のふちに横向きに取り付ける「軒樋(のきどい)」、軒樋の水を集める「集水器(しゅうすいき)」、縦に下ろす「竪樋(たてどい)」などでできています。
雨樋がうまく働かないと、次のような影響が出ます。
- 屋根からの雨水が外壁に直接かかり、外壁の汚れやコケ、ひび割れからの浸水 につながる
- 軒先から落ちた水で地面がえぐれ、基礎のまわりに水がたまりやすくなる
- 雨水が軒天(のきてん:屋根の裏側の天井)や破風(はふ:屋根の端の板)にかかり、木部の傷み を早める
- 雨の日の「ボタボタ」という音が気になる
雨樋の寿命は 20年前後 が目安とされています。築20年を過ぎて不具合が増えてきたら、部分修理か全体の交換かを検討する時期です。
詰まりの原因と直し方
主な原因
– 落ち葉、枯れ枝、土ぼこり、鳥の巣
– 屋根材のかけらや、屋根から流れてきた砂
– 集水器や竪樋の曲がり部分にゴミがたまる
サイン
– 雨の日に、軒樋のふちから水があふれる
– 竪樋から水がほとんど出てこない
– 軒樋の中に草が生えている
直し方
詰まりは、ゴミを取り除く清掃で直ることが多いトラブルです。1階の軒樋で、脚立で安全に手が届く範囲なら、ゴミをかき出す程度の掃除はご自身でもできます。ただし、2階の雨樋や竪樋の中の詰まりは、高所作業になり転落の危険がある ため、業者に任せてください。
近くに大きな木があり、何度も詰まる場合は、軒樋にかぶせて落ち葉の侵入を防ぐ「落ち葉よけネット」を付ける方法もあります。
外れの原因と直し方
主な原因
– 雨樋を支える金具(受け金具・でんでん:竪樋を壁に留める金具)のさびや緩み
– 強風で雨樋があおられた
– はしごを雨樋に立てかけた、物が当たったなどの外からの力
– 継ぎ手(雨樋どうしをつなぐ部品)の接着が劣化して抜けた
サイン
– 軒樋や竪樋がぶら下がっている、継ぎ目が外れている
– 継ぎ目から水が漏れている
直し方
外れた部分を元の位置に戻し、金具の交換・追加や、継ぎ手の交換 を行います。外れた雨樋は風でさらに動いて割れることもあるため、早めの修理が安心です。金具が広い範囲でさびている場合は、まとめて交換したほうが後のトラブルを減らせます。
歪み・たわみの原因と直し方
主な原因
– 屋根から滑り落ちた雪の重み
– 金具の間隔が広い、金具が曲がっている
– 夏の日差しと冬の寒さによる伸び縮みのくり返し(塩化ビニル製の雨樋は熱で伸び縮みしやすい)
– 経年劣化で雨樋自体がもろくなった
サイン
– 軒樋が波打っている、一部が下がっている
– 軒樋の傾き(勾配)がくるい、水が集水器へ流れずに途中でたまる
直し方
軽い歪みなら、金具の調整や交換で勾配を直す ことで対応できます。雨樋自体が変形・割れている場合は、その部分の交換が必要です。築年数がたって全体がもろくなっている場合は、全体交換も検討します。
修理費用の目安
| 修理内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 雨樋の清掃 | 1mあたり800〜1,200円 |
| 金具・継ぎ手の修理 | 1か所3,000〜3,960円 |
| 集水器の修理 | 1か所3,150〜4,000円 |
| 雨樋の部分修理 | 3万〜5万円 |
| 雨樋の交換(材料・施工) | 1mあたり1,820〜2,660円 |
| 雨樋の全体交換 | 20万〜40万円 |
| 足場の設置(必要な場合) | 1㎡あたり660〜900円 |
※上の金額は目安です。2階部分の作業で足場が必要になると、総額が大きく変わります。
クラフトホームズの料金の目安は、料金プランをご覧ください。点検・お見積りは無料です。
2階の雨樋を全体交換する場合、足場代が費用の大きな割合を占めます。外壁塗装や屋根工事と同時に行えば、足場が1回で済む ため、近いうちに外装工事の予定がある場合はまとめて検討するのがおすすめです。
火災保険が使えるケース
雨樋の破損は、原因によっては火災保険の対象になることがあります。
| 対象になりやすいケース | 対象になりにくいケース |
|---|---|
| 台風や強風で外れた・割れた(風災) | 年数による劣化、さび |
| 雪の重みで歪んだ・外れた(雪災) | 落ち葉の詰まり |
| ひょうで穴があいた・割れた(雹災) | 施工の不具合 |
ただし、補償の範囲や、自己負担額(免責金額)、「損害額が20万円以上の場合のみ」といった条件は、契約内容によって異なります。また、保険金の請求には期限があり、被害から3年以内が一般的な目安とされています。被害に気付いたら、写真を撮っておき、まずはご自身の保険会社や代理店に確認しましょう。
「保険を使えば無料で直せる」と強くすすめて契約を急がせる業者には注意が必要です。詳しくは「火災保険で屋根修理はできる?使える条件と注意点(NO.034)」をご覧ください。
【現場から一言】
「雨樋の不具合で伺うと、雨樋だけでなく破風板や軒天が雨水で傷み始めていることがあります。雨樋を直すときは、まわりの木部も一緒に確認するようにしています。」
よくある質問
Q. 雨樋の掃除はどのくらいの頻度ですればいいですか?
A. 近くに木がある場合は、落ち葉の季節のあとに年1回程度を目安にすると安心です。木が少ない環境なら、外壁や屋根の点検のときにあわせて確認する程度でも構いません。
Q. 雨樋の一部だけ交換すると、色や形が合わないことはありますか?
A. あります。古い雨樋は製品が廃番になっていることもあり、同じ形が手に入らない場合があります。その場合は、目立ちにくい範囲でまとめて交換するなどの方法をご提案します。
Q. 雨樋が外れていますが、すぐに直さないといけませんか?
A. 外れた雨樋は、強風で落下したり、通行人や車に当たったりする危険があります。また、雨水が外壁に直接かかり続けるため、できるだけ早めの修理をおすすめします。
まとめ
- 雨樋のトラブルは「詰まり」「外れ」「歪み」が代表的で、原因は落ち葉・金具の劣化・雪や強風など
- 放置すると、外壁・基礎・木部の傷みにつながる
- 部分修理は3万〜5万円、全体交換は20万〜40万円が目安で、2階は足場代がかかる
- 強風や雪による破損は、契約内容によって火災保険の対象になることがある
クラフトホームズでは、雨樋だけでなく、まわりの破風板や外壁の状態もあわせて確認し、必要な修理だけをご提案します。現地調査・お見積りは無料です。
▶ 関連記事:雨樋交換・修理の費用相場(NO.039)/火災保険で屋根修理はできる?使える条件と注意点(NO.034)
▶ 施工事例:施工事例の一覧を見る
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