「ガルバリウムの外壁は塗装しなくていいと聞いた」
「外壁の色があせてきたけど、まだ大丈夫?」
「小さなさびを見つけた。塗装で直せるの?」
ガルバリウム鋼板の金属サイディングは、さびに強く長持ちする外壁材ですが、表面の塗膜(色のついた保護膜)は年数とともに傷みます。 塗装時期の目安は 築10〜20年ほど。立地や製品によって幅があるため、年数よりも 「色あせ・チョーキング・さび」が出てきたかどうか で判断するのが確実です。とくに 赤さびが出たら、早めの対処 が必要です。
この記事では、金属サイディング(ガルバリウム外壁)の塗装時期の目安と、塗り替えのサイン、金属外壁ならではの塗装の注意点を、東京都東大和市で外装リフォームを行うクラフトホームズが解説します。
目次
1. ガルバリウム鋼板の金属サイディングとは
2. 塗装時期の目安は築10〜20年
3. 見逃したくない塗り替えのサイン
4. 金属サイディングの塗装の流れと注意点
5. 塗装の費用の目安
6. 長持ちさせるための日ごろの手入れ
7. よくある質問
8. まとめ
ガルバリウム鋼板の金属サイディングとは
ガルバリウム鋼板は、鉄の板の表面を、アルミニウムと亜鉛を主成分とする金属でめっきした鋼板 です。めっきの層が鉄を守るため、昔のトタン(亜鉛めっき鋼板)よりさびにくいのが特徴です。この鋼板に色のついた塗膜をつけ、板状に加工したものが金属サイディングです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 長所 | 軽い、ひび割れしにくい、さびにくい、断熱材一体型の製品もある |
| 弱点 | 傷がつくとさびやすい、へこみやすい、もらいさびが付きやすい |
| 外壁材としての耐用年数の目安 | 20〜40年(メンテナンスをした場合) |
| メンテナンスの中心 | 表面の塗装、継ぎ目・窓まわりのシーリング、洗浄 |
軽くて建物への負担が少ないことから、新築だけでなく 外壁カバー工法(今の外壁の上に重ね張りする工事) にもよく使われています。
塗装時期の目安は築10〜20年
ガルバリウム外壁の塗り替え時期は、情報源によって「約10年ごと」から「20年を目安に」まで幅があります。これは、製品の塗膜のグレード、日当たり、海や幹線道路・線路が近いかどうか などで、傷み方が大きく変わるためです。
| 時期の目安 | 状態の目安 | やること |
|---|---|---|
| 築5年前後 | 大きな変化はないことが多い | 点検・洗浄 |
| 築10年前後 | 色あせやチョーキングが出始めることも | 点検、シーリングの確認 |
| 築10〜20年 | 色あせ・チョーキング・さびが目立ってくる | 塗装を検討 |
| 赤さび・穴あき | めっきの層まで傷んでいる | 早急に補修、範囲によっては張り替え |
※年数は一般的な目安です。前回の工事内容や立地によって前後します。
メーカー保証も確認しておく
ガルバリウム鋼板の製品には、メーカー保証がついていることがあります。保証期間はおおむね 塗膜の変色・色あせで10〜20年、赤さび・穴あきで10〜25年 程度とされています。ただし、海の近くでは保証の対象外になることがあり、保証を受けるための条件も製品ごとに違います。新築時の書類で保証内容を確認し、塗装の前に保証期間が残っているかを見ておくと安心です。
見逃したくない塗り替えのサイン
| サイン | どんな状態? | 緊急度の目安 |
|---|---|---|
| 色あせ | 新築時より色が薄い、まだらになっている | 低 |
| チョーキング | 触ると白い粉がつく | 中 |
| 白さび | 白い粉や斑点のようなさび(めっきの成分のさび) | 中 |
| もらいさび | 外から付いた鉄粉がさびて、茶色い点になる | 中 |
| 傷・へこみ | 物が当たった跡、塗膜がはがれて地の金属が見える | 中〜高 |
| 赤さび | 茶色いさびが広がっている(鉄の部分までさびている) | 高 |
| シーリングの傷み | 継ぎ目や窓まわりのゴムのひび・すき間 | 高 |
赤さびは、めっきの層を越えて中の鉄がさび始めているサイン です。放っておくと広がり、最後には穴があくおそれがあります。小さいうちに対処すれば、部分補修で済むこともあります。
もらいさび は、道路や線路から飛んでくる鉄粉が外壁に付いてさびたものです。外壁そのもののさびではありませんが、放っておくと塗膜を傷めることがあります。
金属サイディングの塗装の流れと注意点
金属の外壁は、塗料が密着しにくい素材です。窯業系サイディングと同じ感覚で塗ると、数年ではがれてしまうことがあります。
- 洗浄:汚れ・苔・鉄粉を落とします。
- ケレン(下地調整):さびや古い塗膜を落とし、表面を細かく荒らして塗料を密着させます。
- さび止め・金属用の下塗り:さびを防ぎ、上塗りとの接着をよくする下塗り材を使います。
- 中塗り・上塗り:仕上げの塗料を2回塗ります。
特に大切なのが、ケレンと下塗り です。見積書で「ケレン」の記載と、下塗りに金属用の材料(さび止めなど)が使われているかを確認しましょう。
また、金属は日差しで熱くなりやすいため、遮熱塗料 を選ぶ方法もあります。塗料のグレードは、次の塗り替えまで何年もたせたいかで選ぶとよいでしょう。
塗装の費用の目安
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 外壁塗装(30坪・足場込み) | 60万〜120万円程度 |
| シーリングの打ち替え | 1mあたり900〜1,500円程度 |
| さびの部分補修 | 状態による(点検後にお見積り) |
※費用は一般的な目安です。ケレンの手間(さびの量)、選ぶ塗料、付帯部の量で変わります。さびが広い範囲に及んでいる場合は、塗装ではなく張り替えやカバー工法を検討することもあります。
クラフトホームズの料金の目安は、料金プランをご覧ください。点検・お見積りは無料です。
長持ちさせるための日ごろの手入れ
年に1回程度、水で汚れを流す
雨が当たりにくい軒下などは、汚れや塩分、鉄粉がたまりやすい場所です。ホースの水で流し、汚れが落ちにくいときはやわらかいスポンジと中性洗剤を使います。高圧洗浄機は使わない
水圧が強いと塗膜を傷めることがあります。ご自身で強く当てるのは避けてください。傷をつけたら早めに補修する
自転車や脚立が当たった傷は、さびの入り口になります。小さな傷のうちに相談してください。シーリングも合わせて点検する
継ぎ目や窓まわりのシーリングは、10年前後で傷み始めます。
【現場から一言】
「ガルバリウムの外壁は、正面よりも軒下や裏側、エアコンの室外機まわりなど、雨で汚れが流れにくい場所から傷むことが多いです。年に一度、家のまわりをぐるっと見てみてください。」
よくある質問
Q. ガルバリウムの外壁は、塗装しなくても大丈夫ですか?
A. めっきの層があるため、すぐに穴があくことはありません。ただし表面の塗膜は年数とともに傷み、放っておくとさびが進みやすくなります。色あせやさびが出てきたら、塗装を検討してください。
Q. 白いさびが出ています。すぐに塗装が必要ですか?
A. 白さびは、めっきの成分が身代わりになってさびている状態で、すぐに穴があくものではありません。ただし、めっきの層が減っているサインなので、範囲や場所を点検で確認することをおすすめします。
Q. 赤さびが少しだけ出ています。自分で塗ってもいいですか?
A. 市販の塗料で上から塗っても、さびを落とさずに塗ると中で広がることがあります。さびの範囲を確認してから、ケレンとさび止めを含めた補修をご提案します。
まとめ
- ガルバリウム外壁はさびに強いが、表面の塗膜は年数とともに傷む
- 塗装時期の目安は築10〜20年。年数より色あせ・チョーキング・さびで判断する
- 赤さびは中の鉄がさびているサイン。早めの補修が大切
- 金属の塗装は、ケレンと金属用の下塗りが仕上がりと持ちを左右する
クラフトホームズでは、さびや塗膜の状態を写真でお見せしながら、塗装で済むか、補修や張り替えが必要かをご提案しています。
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