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低汚染塗料・光触媒塗料とは?汚れにくさの比較

公開 2026.11.01更新 2026.11.01読了 約8分
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「塗り替えるなら、今度はできるだけ汚れにくい塗料にしたい」
「低汚染塗料と光触媒塗料、何が違うの?」
「汚れにくい塗料は高いと聞くけど、元は取れる?」

低汚染塗料は、塗膜の表面が水になじみやすく、雨が汚れの下に入り込んで洗い流してくれる 塗料です。光触媒塗料は、それに加えて 日光が当たると汚れを分解する働き を持っています。どちらも汚れにくさは期待できますが、光触媒塗料は日当たりで効果が変わり、価格も高め です。家の立地や予算に合わせて選ぶのがポイントです。

この記事では、低汚染塗料と光触媒塗料のしくみ、汚れにくさ・価格の比較、選ぶときの注意点を、東京都東大和市で外装リフォームを行うクラフトホームズが解説します。

目次
1. 外壁が汚れるしくみ
2. 低汚染塗料とは?
3. 光触媒塗料とは?
4. 汚れにくさ・価格・耐用年数の比較
5. どちらが向いている?家の条件別の選び方
6. 選ぶときの注意点
7. よくある質問
8. まとめ

外壁が汚れるしくみ

外壁の汚れには、大きく分けて次のようなものがあります。

  • 雨だれ(雨筋):窓の下などに、汚れを含んだ雨水が流れて残る黒い筋
  • 砂ぼこり・排気ガスのすす:風で運ばれて外壁の表面にくっつく
  • 苔・カビ・藻:日当たりが悪く湿気の多い北側などに発生する

これらの汚れは、塗膜の表面が 水をはじく性質(撥水性) を持っていると、雨が降っても水玉になって転がり落ちるだけで、汚れの下まで水が入り込めず、そのまま残りやすくなります。また、塗膜が静電気を帯びると、ほこりを引き寄せてしまうこともあります。

汚れにくい塗料は、こうした「汚れがくっつくしくみ」を逆手にとって工夫されています。

低汚染塗料とは?

低汚染塗料は、汚れが付きにくく、付いても雨で落ちやすいように工夫された塗料 です。主に次のような性質を組み合わせています。

性質 働き
親水性(しんすいせい) 塗膜の表面が水になじみやすく、雨水が汚れと塗膜の間に入り込んで汚れを浮かせ、流してくれる
静電気を帯びにくい ほこりや砂を引き寄せにくい
表面が緻密(ちみつ)で硬い 汚れが塗膜の中に入り込みにくい
防かび・防藻性 苔やカビが根を張りにくい(製品による)

この「雨で汚れを洗い流す」働きは、セルフクリーニング効果(自浄作用) とも呼ばれます。

低汚染塗料は特別な種類の塗料というより、塗料に付け加えられた「性能」 と考えると分かりやすいでしょう。現在は、シリコン系・ラジカル制御型・フッ素系・無機系など、多くのグレードで低汚染タイプが用意されていて、大手塗料メーカーの戸建て向け塗料の多くが低汚染性をうたっています。とくに無機系・フッ素系の上位グレードでは「超低汚染」とされる製品が多く見られます。

光触媒塗料とは?

光触媒塗料は、酸化チタンなどの「光触媒」という成分を含んだ塗料 です。光触媒には次の2つの働きがあります。

  1. 汚れを分解する:日光(紫外線)が当たると、表面についた油汚れや排気ガスの汚れなどを分解し、くっつきにくくする
  2. 水になじみやすくする:日光が当たると表面が強い親水性になり、雨で汚れが流れ落ちやすくなる

つまり、低汚染塗料の「雨で流す」働きに、「光で分解する」働きを加えたもの といえます。

ただし、光触媒の働きは日光が当たってはじめて発揮されます。北側の壁や、隣の家が近くて日が当たりにくい面では、効果が出にくい のが特徴です。

汚れにくさ・価格・耐用年数の比較

比べる点 一般的な塗料 低汚染塗料 光触媒塗料
汚れを落とすしくみ とくになし 雨で汚れを洗い流す 雨で流す+日光で分解する
汚れにくさ △ ○〜◎(グレードによる) ◎(日が当たる面)
日当たりの影響 ― 受けにくい 受けやすい(北側は効果が出にくい)
㎡単価の目安 塗料のグレードによる ベースの塗料のグレードによる 3,500〜5,500円/㎡
耐用年数の目安 塗料のグレードによる ベースの塗料のグレードによる 16〜22年
対応できる業者 多い 多い 限られる

※低汚染塗料の価格と耐用年数は、ベースになる塗料(シリコン・フッ素・無機など)によって大きく変わります。シリコン系なら2,100〜3,500円/㎡・10〜15年、無機系なら3,500〜5,500円/㎡・20年〜がおおよその目安です。

こうして比べると、光触媒塗料は汚れにくさで優れる一方、日当たりの条件や価格、施工できる業者が限られる点に注意が必要 です。低汚染塗料は、グレードを選べば価格と汚れにくさのバランスをとりやすく、多くの家で選びやすい塗料といえます。

クラフトホームズの料金の目安は、料金プランをご覧ください。点検・お見積りは無料です。

どちらが向いている?家の条件別の選び方

家の条件 おすすめ
交通量の多い道路沿いで、排気ガスの汚れが気になる 日当たりがよければ光触媒塗料、迷うなら上位グレードの低汚染塗料
窓の下の雨だれが気になる 低汚染塗料(窓まわりの水の流れ方もあわせて対策)
北側の苔・カビが気になる 防かび・防藻性のある低汚染塗料
隣の家が近く、日が当たりにくい面が多い 低汚染塗料
白など汚れが目立つ色にしたい 上位グレードの低汚染塗料、または光触媒塗料
予算を抑えつつ汚れにくくしたい シリコン系やラジカル制御型の低汚染塗料

同じ家でも、南側と北側では日当たりや汚れ方がまったく違います。家のどの面が、どんな汚れ方をしているか を確認してから塗料を選ぶと、失敗が少なくなります。

選ぶときの注意点

  1. 「汚れない」わけではない
    どの塗料も「汚れにくい」のであって、まったく汚れなくなるわけではありません。雨が当たりにくい軒下などは、セルフクリーニングの効果も出にくくなります。

  2. 下地との相性を確認する
    光触媒塗料は、専用の下塗り材が必要だったり、塗れる外壁材が限られたりする製品があります。今の外壁の素材や状態に合うか、事前に確認しましょう。

  3. 色の選択肢を確認する
    製品によっては、選べる色が限られていることがあります。希望の色がある場合は、先に色見本で確認しておきましょう。

  4. 施工実績のある業者に頼む
    光触媒塗料は、塗り方によって性能に差が出やすい塗料です。その塗料の施工経験があるかを確認しておくと安心です。

  5. 汚れ以外の性能も比べる
    汚れにくさだけでなく、耐用年数・防水性・ひび割れへの強さなど、外壁を守る基本の性能もあわせて比べましょう。

【現場から一言】

「汚れにくさを重視される方には、まず家の四面を一緒に見て回ります。日当たりのよい面と北側では汚れ方が違うので、それに合った塗料をご提案しています。」

よくある質問

Q. 低汚染塗料を塗れば、外壁の掃除はいらなくなりますか?
A. 雨で汚れが落ちやすくなるため、掃除の手間はかなり減らせます。ただし、軒下など雨が当たらない場所や、苔・カビが出やすい場所は、ときどき確認しておくと安心です。

Q. 光触媒塗料は室内の空気もきれいにしてくれますか?
A. 外壁に塗る光触媒塗料の働きは、主に外壁の表面の汚れを分解・洗い流すことです。室内の空気がきれいになる効果を期待するものではありません。

Q. 今の外壁が汚れやすいのですが、塗料のせいですか?
A. 塗料の種類に加えて、塗膜の劣化、立地(道路沿い・樹木の近くなど)、水の流れ方なども関係します。点検で汚れの原因を確認したうえで、塗料を選ぶことをおすすめします。

まとめ

  • 低汚染塗料は、親水性などの働きで「雨で汚れを洗い流す」塗料
  • 光触媒塗料は、それに加えて「日光で汚れを分解する」働きを持つが、日当たりで効果が変わる
  • 光触媒塗料は3,500〜5,500円/㎡が目安と高めで、対応できる業者も限られる
  • 家の面ごとの日当たりや汚れ方を確認してから、グレードとあわせて選ぶ

クラフトホームズでは、家の立地や汚れ方を確認したうえで、汚れにくさと費用のバランスがとれた塗料をご提案します。現地調査・お見積りは無料です。

▶ 関連記事:外壁の汚れ・雨だれ(雨筋)の原因と防ぎ方(NO.066)/シリコン・フッ素無機の違い(NO.021)
▶ 施工事例:施工事例の一覧を見る

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