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訪問販売のリフォーム|よくある手口と断り方

公開 2026.11.01更新 2026.11.01読了 約9分
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「近所で工事をしている者ですが、お宅の屋根がずれていますよ」と言われた
「無料で点検すると言われて、屋根に上がってもらってしまった」
「その場で契約してしまったけど、本当に必要な工事だったのか不安」

突然訪ねてきた業者に「このままだと雨漏りする」「今日契約すれば安くする」などと言われ、その場で契約してしまうトラブルの相談が全国で多く寄せられています。 大切なのは、その場では契約しないこと と、契約してしまっても、訪問販売なら8日以内はクーリング・オフで解約できる ことを知っておくことです。困ったときは、消費者ホットライン「188」 に電話すれば、身近な消費生活相談窓口につながります。

この記事では、リフォームの訪問販売でよくある手口と断り方、契約してしまったときの対処、相談窓口を、東京都東大和市で外装リフォームを行うクラフトホームズが解説します。

目次
1. リフォームの訪問販売・点検商法の相談は増えている
2. よくある手口6つ
3. 上手な断り方
4. 訪問販売の業者に法律で禁じられていること
5. 契約してしまったら:クーリング・オフ
6. 困ったときの相談窓口
7. よくある質問
8. まとめ

リフォームの訪問販売・点検商法の相談は増えている

国民生活センターによると、「点検商法」(「無料で点検します」などと言って家に上がり込み、不安をあおって工事などの契約をさせる商法)に関する全国の相談件数は、次のように推移しています。

年度 点検商法の相談件数 訪問販売によるリフォーム工事の相談件数
2023年度 12,550件 11,879件
2024年度 19,249件 9,839件
2025年度 19,696件 5,544件

※国民生活センター「訪問販売によるリフォーム工事・点検商法」より(2026年5月31日現在のデータ)。点検商法には、屋根工事以外(給湯器・分電盤など)の相談も含まれます。

点検商法の相談は、ここ数年で大きく増えています。国民生活センターは、突然訪問してきた業者の点検で「屋根がずれている」「火災の危険がある」などと言われても、その場で契約せず、よく検討する よう呼びかけています。

よくある手口6つ

手口 よくある言葉の例 注意したいポイント
① 近所の工事を口実にする 「近くで工事をしていて、お宅の屋根が気になって」 頼んでいないのに来る時点で要注意
② 無料点検で屋根に上がる 「無料で見ますよ。すぐ終わります」 屋根の上は家の人から見えない
③ 写真で不安をあおる 「ほら、こんなに傷んでいます」 本当にお宅の屋根の写真か確認できない
④ 危険を強調する 「次の台風で飛びますよ」「雨漏りしますよ」 必要以上の恐怖で判断を急がせる
⑤ 今日だけの値引き 「今日契約すれば半額にします」 「今だけ」は判断を急がせる言葉
⑥ 保険や制度を持ち出す 「火災保険で無料で直せます」「点検が義務になりました」 保険・制度の判断は保険会社や公的機関が行う

特に ② 無料点検で屋根に上がる は注意が必要です。屋根の上は家の人から見えないため、見せられた写真が本当にお宅の屋根なのか、本当に急いで直すべき傷みなのかを、その場で確かめることができません。頼んでいない業者を屋根に上げない ことが、いちばんの予防策です。

上手な断り方

訪問販売の業者は、話を続けるうちに断りにくい雰囲気をつくってきます。最初からはっきり断る のが一番です。

断るときのポイント
– ドアを開けずに、インターホン越しに対応する
– 「必要ありません」「契約しません」と、はっきり短く伝える
– 「考えておきます」「また今度」など、あいまいな返事はしない(再訪問の口実になります)
– 屋根や家の中を見せない、上がらせない
– 名刺やチラシを受け取った場合は、会社名・住所・担当者名を控えておく

断り方の例
– 「点検は、いつもお願いしている業者がいるので結構です」
– 「家族と相談しないと決められないので、今日は契約しません」
– 「必要ありません。お帰りください」

どうしても気になる場合は、その業者ではなく、自分で選んだ別の業者に点検を頼み、本当に工事が必要かどうかを確かめましょう。 複数の会社に見積りを取ることで、工事の必要性や金額が適正かを比べられます。

訪問販売の業者に法律で禁じられていること

リフォームの訪問販売は、特定商取引法 という法律でルールが決められています。主なものは次のとおりです。

ルール 内容
氏名等の明示 勧誘の前に、会社名や勧誘が目的であることなどを伝えなければならない
再勧誘の禁止 「契約しません」とはっきり断った人に、続けて勧誘したり、また勧誘に来たりしてはいけない
不実告知などの禁止 うその説明をすること、価格など大事なことをわざと伝えないこと、おどして困らせることは禁止
書面の交付 契約のときなどに、大事な内容を書いた書面を渡さなければならない

つまり、一度はっきり断れば、業者はそれ以上勧誘してはいけない ことになっています。断ったのにしつこく勧誘される場合は、後で紹介する相談窓口に相談しましょう。

契約してしまったら:クーリング・オフ

訪問販売でリフォーム工事を契約した場合は、契約書面を受け取った日から数えて8日間 は、理由を問わず契約を解除できます。これを クーリング・オフ といいます。

クーリング・オフの手順
1. はがき(書面)またはメールなどで、契約を解除する旨を業者に通知する
はがきの場合は両面をコピーし、特定記録郵便や簡易書留 で送ると、送った記録が残ります。メールやWebフォームの場合は、送信画面のスクリーンショットを保存しておきましょう。
2. クレジット会社を使った場合は、クレジット会社にも通知する
3. 控えや記録は大切に保管する

8日を過ぎてしまった場合や、「工事が始まったからクーリング・オフできない」と言われた場合でも、あきらめずに相談窓口に相談してください。 契約書面に不備があった場合や、うその説明で契約させられた場合などは、8日を過ぎても解約や取り消しができることがあります。

クーリング・オフの条件や手続きは、関連記事「リフォームのクーリング・オフ|条件と手続き(NO.086)」でもくわしく解説しています。

困ったときの相談窓口

相談先 電話番号 内容
消費者ホットライン 188(局番なし) 身近な市区町村や都道府県の消費生活相談窓口を案内してくれる。土日祝日は原則として国民生活センターにつながる
東京都消費生活総合センター 03-3235-1155 月〜土曜 9:00〜17:00(年末年始を除く)
住まいるダイヤル(住宅リフォーム・紛争処理支援センター) 0570-016-100 リフォームの見積書の内容や金額について無料で相談できる

「188(いやや!)」と覚えておくと便利です。契約してしまった、しつこく勧誘される、本当に必要な工事か分からない など、少しでも不安があれば、早めに相談しましょう。受付時間は相談窓口によって異なります。

【現場から一言】

「『屋根が浮いていると言われたけど本当ですか?』というご相談をよくいただきます。慌てて契約する前に、ほかの会社にも見てもらってください。写真で状態をお見せすれば、本当に工事が必要かどうか、ご自身で判断していただけます。」

よくある質問

Q. 「近所で工事をしている」と言われると、断りにくいです。
A. 近所で工事をしているかどうかと、お宅の屋根に工事が必要かどうかは関係ありません。「必要ありません」とはっきり伝えて大丈夫です。気になる場合は、ご自身で選んだ業者に点検を頼みましょう。

Q. 無料点検で屋根に上がってもらってしまいました。どうすればいいですか?
A. 契約していなければ、その場で決める必要はありません。見せられた写真や説明が本当か、別の業者に点検してもらって確かめましょう。契約してしまった場合は、8日以内であればクーリング・オフができます。不安なときは188に相談してください。

Q. 訪問してくる業者は、すべて悪質なのですか?
A. すべてではありません。ただ、頼んでいないのに訪ねてきて、その場での契約を急がせる業者には注意が必要です。信頼できる会社は、見積りを持ち帰って検討する時間や、他社と比べることを嫌がりません。

まとめ

  • 点検商法の相談は全国で増えている。「屋根がずれている」「今日だけ割引」と急かされても、その場で契約しない
  • 頼んでいない業者を屋根や家に上げず、「必要ありません」とはっきり断る
  • 訪問販売で契約しても、契約書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができる
  • 困ったときは、消費者ホットライン「188」で身近な相談窓口へ

点検をご希望の方には、写真付きで状態をご説明し、その場での契約はお願いしていません。

▶ 関連記事:「屋根が浮いてる」と言われたら?(NO.008)/リフォームのクーリング・オフ|条件と手続き(NO.086)
▶ 施工事例:施工事例の一覧を見る

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