「屋根のカバー工法の見積りに『スーパーガルテクト』と書いてあった」
「金属の屋根は、夏に暑くなったり雨音がうるさかったりしない?」
「ほかの屋根材と比べて、本当に長持ちするのか知りたい」
スーパーガルテクトは、アイジー工業株式会社がつくる、断熱材と一体になった金属屋根材 です。メーカーによると 1㎡あたり約5kgと軽く、スレート屋根の約4分の1、和瓦の約10分の1 の重さで、穴あき25年・赤さび20年などのメーカー保証 が付きます。軽さを生かして、今の屋根に重ねる「カバー工法」でよく使われる屋根材 です。
この記事では、スーパーガルテクトの特徴とシリーズの違い、費用の目安、よい点・気になる点を、東京都東大和市で外装リフォームを行うクラフトホームズが解説します。
目次
1. スーパーガルテクトとは?
2. スーパーガルテクトの5つの特徴
3. シリーズの違いとメーカー保証
4. スーパーガルテクトの費用の目安
5. よい評価と気になる点(評判)
6. スーパーガルテクトが向いている家
7. よくある質問
8. まとめ
スーパーガルテクトとは?
スーパーガルテクトは、外壁材や屋根材をつくるメーカー、アイジー工業株式会社の金属屋根材です。同社の「ガルテクト」シリーズは2006年に発売され、2022年には、このシリーズの開発が「科学技術分野の文部科学大臣表彰」を受けています。
屋根材は、次の 3層構造 になっています。
| 層 | 材料 | 役割 |
|---|---|---|
| 表面 | 塗装した金属の板(SGL鋼板) | 雨・日差しから屋根を守る |
| 中間 | 断熱材(ポリイソシアヌレートフォーム) | 熱を伝えにくくする |
| 裏面 | ラミネート紙など | 断熱材を保護する |
表面の金属板には「SGL(エスジーエル)」と呼ばれる鋼板が使われています。SGLは、ガルバリウム鋼板(アルミと亜鉛でめっきした、さびにくい鋼板)のめっきに マグネシウムを加えて、さらにさびにくくした鋼板 です。
スーパーガルテクトの5つの特徴
1. とても軽い
メーカーによると、重さは 1㎡あたり約5kg。スレート屋根の約4分の1、和瓦の約10分の1です。屋根が軽いと建物にかかる負担が小さくなり、地震のときの揺れをおさえやすくなります。カバー工法で今の屋根に重ねても、重さが増えにくいのが大きな利点です。
2. 断熱材が一体になっている
屋根材の裏に断熱材が貼り付けられているため、金属屋根の弱点である「熱の伝わりやすさ」をおさえています。メーカーは「夏は涼しく、冬は暖かい」住まいにつながるとしています。
3. 遮熱性のある塗装
表面には、日差しの熱を反射しやすい 遮熱性の塗装 がされており、屋根裏の温度上昇をおさえる工夫がされています。
4. さびにくく長持ち
SGL鋼板を使うことで、従来のガルバリウム鋼板よりさびにくくなっています。後で説明するように、穴あき25年 の長期のメーカー保証が付いています。
5. 強風に強い
メーカーの強風実験では、風速65m/sを超える強風でも問題がなかった と公表されています。また、金属なので地震で割れる心配もありません。
シリーズの違いとメーカー保証
スーパーガルテクトには、表面の塗装や大きさが違う3つのタイプがあります。
| タイプ | 塗装 | 1枚の長さ(働き長さ) | 色数 | メーカー保証 |
|---|---|---|---|---|
| スーパーガルテクト フッ素 | 遮熱性フッ素樹脂塗装 | 2,960mm | 2色 | 塗膜変褪色20年・赤さび20年・穴あき25年 |
| スーパーガルテクト | 遮熱性ポリエステル樹脂塗装(ちぢみ塗装) | 2,960mm | 6色 | 塗膜15年・赤さび20年・穴あき25年 |
| スーパーガルテクトC | 遮熱性ポリエステル樹脂塗装(ちぢみ塗装) | 1,820mm | 2色 | 塗膜15年・赤さび20年・穴あき25年 |
※色数・仕様は2026年10月時点のメーカーサイトの情報です。最新の情報はメーカーのカタログでご確認ください。
- フッ素 は、色あせしにくいフッ素の塗装で、塗膜の保証が20年と長いタイプです。
- 標準タイプ は、表面に細かい凹凸がある「ちぢみ塗装」で、落ち着いた質感が特長です。
- C は、標準タイプと同じ仕様で、長さが短く扱いやすいサイズです。
保証を受けるには条件があります。海に近い地域など、立地によっては保証の対象外になったり、施工できなかったりする場合があります。また、メーカーの施工基準どおりに工事されていることが前提になります。保証の条件や保証書の発行については、工事前に確認しておきましょう。
スーパーガルテクトの費用の目安
スーパーガルテクトを使った屋根工事の費用は、工事の方法や屋根の広さ、形によって変わります。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 屋根材の価格(スーパーガルテクト) | 1㎡あたり約9,100円 |
| 屋根材の価格(スーパーガルテクト フッ素) | 1㎡あたり約11,400円 |
| カバー工法の工事全体(30坪程度の家) | 70万〜150万円程度 |
| 葺き替え(古い屋根の撤去を含む) | カバー工法より数十万円高くなるのが一般的 |
※屋根材の価格は一般に公開されている価格の一例で、工事費・足場代は含みません。アスベストを含む屋根の撤去をともなう葺き替えは、さらに費用がかかります。
ある屋根工事会社の例では、屋根面積75㎡でカバー工法の総額が約110万円とされています。棟板金・雪止め・雨樋の交換の有無や、足場の条件によって金額は上下します。
クラフトホームズの料金の目安は、料金プランをご覧ください。点検・お見積りは無料です。
よい評価と気になる点(評判)
スーパーガルテクトについて、施主の方や工事会社からよく聞かれる評価を、よい点と気になる点に分けて整理します。
よい評価として挙がりやすい点
– 軽いので、建物への負担が小さい
– 断熱材が一体なので、断熱材のない金属屋根より暑さ対策の面で安心感がある
– 長期のメーカー保証があり、塗り替えの手間が少ない
– カバー工法に向いていて、撤去費やアスベスト処理費をおさえやすい
– シンプルですっきりした見た目
気になる点として挙がりやすい点
– 金属屋根の中では、価格がやや高め
– 海に近い地域などでは、施工や保証に制限がある
– 一定以上の屋根の傾き(勾配)が必要で、ゆるい屋根には使えないことがある
– 金属なので、物が当たるとへこむことがある
– 色の種類はそれほど多くない
「雨音がうるさいのでは」という心配もよく聞かれます。断熱材のない薄い金属屋根に比べると音はやわらぎやすいとされますが、感じ方には個人差があります。
スーパーガルテクトが向いている家
- スレート屋根が傷み、塗装では対応しきれない家(カバー工法で重ねる)
- アスベストを含む古いスレート屋根で、撤去費用をおさえたい家
- 屋根を軽くして、地震への備えをしたい家
- これから20〜30年、今の家に住み続ける予定の家
反対に、数年以内に建て替えや売却を考えている場合は、塗装など、より費用をおさえられる方法が合うこともあります。
【現場から一言】
「スーパーガルテクトはカバー工法でご提案することの多い屋根材です。保証を受けるには、メーカーの基準どおりの施工が前提になります。保証書が発行されるかどうかも、契約前に確認してください。」
よくある質問
Q. スーパーガルテクトは何年くらいもちますか?
A. メーカー保証は、穴あき25年・赤さび20年です(塗膜の保証はタイプにより15年または20年)。実際の寿命は、立地や施工、点検の状況によって変わります。
Q. スーパーガルテクトは塗装が必要ですか?
A. 塗膜の保証期間中は、基本的に塗装は必要ありません。年数がたって色あせが目立ってきたら、塗装を検討します。定期的に、棟板金のくぎの浮きなども点検しましょう。
Q. どこの屋根工事会社でも施工できますか?
A. 一般に流通している屋根材なので、多くの工事会社が扱っています。ただし、金属屋根の施工経験や、メーカーの施工基準を守っているかで仕上がりや保証に差が出ます。施工事例や、建築板金技能士などの資格を確認すると安心です。
まとめ
- スーパーガルテクトは、アイジー工業の断熱材一体型の金属屋根材
- 1㎡あたり約5kgと軽く、スレートの約4分の1、和瓦の約10分の1(メーカー公表)
- メーカー保証は穴あき25年・赤さび20年、塗膜15年(フッ素は20年)
- 海に近い地域などは施工・保証の条件があるため、事前の確認が必要
クラフトホームズでは、建築板金技能士の資格を持つ職人が自社施工で屋根工事を行い、最長10年の工事保証をお付けしています。現地調査・お見積りは無料です。
▶ 関連記事:ガルバリウム鋼板の長所・短所(NO.028)/屋根カバー工法の費用はいくら?(NO.003)
▶ 施工事例:施工事例の一覧を見る
無料点検・お見積りのご相談
東大和市・立川市・小金井市・国分寺市・三鷹市・武蔵野市・世田谷区ほか
📞 0120-990-656(受付 9:00〜19:00/日曜定休)
「劣化が気になる」段階のご相談も歓迎です。その場での契約はお願いしません。


