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葺き替えとカバー工法の違い|費用・工期・向いている家を比較

公開 2026.10.25更新 2026.11.01読了 約8分
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「葺き替えとカバー工法、何が違うのかよく分からない」
「カバー工法のほうが安いと聞いたけど、うちでもできる?」
「見積りで両方出てきて、どちらを選べばいいか迷っている」

葺き替えは「古い屋根をはがして新しくする」工事、カバー工法は「古い屋根の上に新しい屋根をかぶせる」工事 です。費用と工期はカバー工法のほうが抑えやすい一方、下地まで傷んでいる家や瓦屋根の家は、葺き替えが必要 になります。どちらが合うかは、屋根の種類と下地の状態で決まります。

この記事では、2つの工事の違いと費用・工期の目安、向いている家の条件を、東京都東大和市で外装リフォームを行うクラフトホームズが解説します。

目次
1. 葺き替えとカバー工法|工事の違い
2. 費用の違い|30坪の目安
3. 工期の違い|工事の流れと日数
4. カバー工法が向いている家
5. 葺き替えが向いている家
6. よくある質問
7. まとめ

葺き替えとカバー工法|工事の違い

葺き替え(ふきかえ)
今の屋根材と、その下の防水シート(ルーフィング)をすべて撤去し、必要に応じて下地の板(野地板)も張り替えてから、新しい屋根材を葺く工事です。屋根を「骨組み以外まるごと新しくする」イメージです。

カバー工法(重ね葺き)
今の屋根材は撤去せずに残し、その上に新しい防水シートと軽い屋根材(主にガルバリウム鋼板などの金属屋根)をかぶせる工事です。屋根が二重になります。

比較項目 葺き替え カバー工法
古い屋根材 撤去する 残す
下地(野地板)の補修 できる 基本的にできない
費用 高め 抑えやすい
工期 長め 短め
屋根の重さ 屋根材しだい(軽くもできる) 二重になる分、重くなる
工事中の雨漏りリスク 屋根をはがす間は注意が必要 小さい
対応できる屋根 ほぼすべて スレート・金属など平らな屋根

最大の違いは、「下地の状態を直接確認して直せるかどうか」 です。葺き替えは屋根をはがすので、下地の腐れまで手当てできます。カバー工法は既存の屋根を残すため、下地が健全であることが前提になります。

費用の違い|30坪の目安

工事 費用の目安(30坪) 主な費用の内訳
カバー工法 70万〜150万円 防水シート・新しい屋根材・板金・足場
葺き替え 100万〜250万円 上記+既存屋根の撤去・処分・下地補修

葺き替えの㎡単価の目安(屋根材別)

新しい屋根材 ㎡単価の目安
スレート 4,500〜8,000円
ガルバリウム鋼板 6,000〜12,000円
セメント瓦 7,000〜12,000円
日本瓦 8,000〜20,000円

クラフトホームズの料金の目安は、料金プランをご覧ください。点検・お見積りは無料です。

葺き替えが高くなるのは、古い屋根の撤去・処分費と、下地の補修費が加わるため です。

アスベストを含む屋根は費用に差が出やすい
2006年9月より前に造られたスレート屋根は、アスベスト(石綿)を含んでいる可能性があります。葺き替えで撤去する場合は、飛び散らないように慎重に作業し、決められた方法で処分する必要があるため、1㎡あたり2,000〜8,500円程度、総額で20万〜50万円ほど 費用が上がることがあります。カバー工法なら撤去しないので、この費用はかかりません。

なお、外装の改修工事では、工事の前にアスベストの有無を調べる 事前調査 が法律で義務づけられています。2023年10月からは、この調査を「建築物石綿含有建材調査者」などの資格者が行うことが必要になり、請負金額が税込100万円以上の改修工事では、調査結果を労働基準監督署などへ報告することも義務になっています。

工期の違い|工事の流れと日数

工事 工期の目安 主な流れ
カバー工法 7〜10日程度 足場→棟板金の撤去→防水シート→屋根材→棟・板金仕上げ→足場解体
葺き替え 10日〜2週間程度 足場→屋根材・防水シートの撤去→下地補修→防水シート→屋根材→仕上げ→足場解体

※天候や屋根の形、下地の傷み具合によって前後します。

葺き替えは、屋根をはがしてから防水シートを張るまでの間、雨に注意が必要 です。そのため、天気予報を見ながら、その日のうちに防水シートまで張り終える範囲で作業を進めるのが一般的です。カバー工法は既存の屋根が残っているので、工事中に雨が降っても室内に雨水が入る心配がほとんどありません。

どちらの工事も、基本的に 住みながら工事ができます。 屋根の上で作業するため、日中は音が出ますが、窓を閉め切る必要があるのは主に足場の設置・解体の日などに限られます。

カバー工法が向いている家

次の条件にあてはまる家は、カバー工法が向いています。

  • 屋根材が スレート(コロニアル・カラーベスト)や金属 など、平らな形状
  • 屋根材は劣化しているが、雨漏りはしておらず、下地は健全
  • 築20〜30年前後で、塗装では対応しきれない傷みがある
  • アスベストを含むスレートで、撤去費用を抑えたい
  • 工期を短くしたい、工事中の雨漏りリスクを減らしたい

一方で、カバー工法は 屋根が二重になる分、重さが増えます。 軽い金属屋根を使うのが基本ですが、すでに一度カバー工法をしている屋根に、もう一度重ねることはできません。将来、屋根を直すときは、二重になった屋根をまとめて撤去する葺き替えになり、その分費用がかかることも知っておきましょう。

葺き替えが向いている家

次のような場合は、葺き替えを選ぶ必要がある、または葺き替えのほうが安心です。

  • 雨漏りしている、天井にシミがある(下地が傷んでいる可能性が高い)
  • 屋根に上ると ふわふわする、たわんでいる(野地板の腐れ)
  • 瓦屋根 で、凹凸が大きく上に重ねられない
  • 重い瓦屋根を軽い屋根材に替えて、建物の負担を減らしたい
  • すでに一度カバー工法をしている
  • 今後も長く住む予定で、屋根を根本から新しくしたい
判断のポイント カバー工法 葺き替え
今の屋根材がスレート・金属 ◯ ◯
今の屋根材が瓦 ×(基本的に不可) ◯
雨漏り・下地の腐れがある × ◯
アスベストを含むスレート ◯(撤去費用がかからない) ◯(撤去・処分費が加わる)
費用・工期を抑えたい ◯ △

【現場から一言】

「カバー工法ができるかどうかは、屋根の上を歩いたときの感触や、屋根裏から見た下地の状態で判断します。見た目がきれいでも、下地が傷んでいれば葺き替えをおすすめすることもあります。逆に、葺き替えでなくても大丈夫な屋根に高い工事を勧めることはしません。」

よくある質問

Q. カバー工法をすると、地震に弱くなりませんか?
A. 屋根が二重になる分、重さは増えます。ただし、使うのは1㎡あたり約5kgと軽い金属屋根が中心で、増える重さはわずかです。建物の状態が心配な場合は、点検のときにご相談ください。

Q. カバー工法の屋根は何年くらいもちますか?
A. 使う屋根材によりますが、ガルバリウム鋼板なら25年以上が目安です。新しい防水シートも一緒に張るため、屋根全体として長く使えるようになります。

Q. 雨漏りしている屋根でも、カバー工法はできますか?
A. 雨漏りの原因が下地の腐れにある場合、上からかぶせても根本的な解決にならないため、葺き替えをおすすめします。まずは雨漏りの原因と下地の状態を調べてから判断します。

まとめ

  • 葺き替えは「撤去して新しくする」、カバー工法は「上からかぶせる」工事
  • 30坪の目安は、カバー工法70万〜150万円、葺き替え100万〜250万円
  • 工期の目安は、カバー工法7〜10日、葺き替え10日〜2週間
  • 下地の傷み・雨漏り・瓦屋根なら葺き替え、下地が健全なスレートならカバー工法が候補

クラフトホームズでは、屋根の上や屋根裏の状態を写真でお見せしながら、両方の工事を比べてご提案しています。現地調査・お見積りは無料です。

▶ 関連記事:屋根カバー工法の費用はいくら?(NO.003)/屋根葺き替えの費用相場|屋根材別に比較(NO.036)
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