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棟板金交換の費用相場と工期

公開 2026.10.28更新 2026.11.01読了 約8分
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「点検で『棟板金が浮いている』と言われた」
「交換するといくらかかって、何日くらいかかるの?」
「釘を打ち直すだけでは、だめなのだろうか」

屋根のてっぺんを覆う金属の部材「棟板金(むねばんきん)」の交換は、1mあたり7,000〜12,000円ほど、工期は1〜2日 が目安です(足場の設置・解体の日を除く)。釘の浮きが少しだけなら 1軒1.5万〜3万円ほどの打ち直し・補修 で済むこともありますが、下地の木(貫板)が傷んでいる場合は、交換が確実 です。

この記事では、棟板金の修理方法ごとの費用と工期、足場代を含めた総額の目安、見積りで確認したいポイントを、東京都東大和市で外装リフォームを行うクラフトホームズが解説します。

目次
1. 棟板金とは?傷むとどうなる?
2. 修理方法別の費用相場と工期
3. 足場代を含めた総額の計算例
4. 交換工事の流れと工期
5. 見積りで確認したい4つのポイント
6. よくある質問
7. まとめ

棟板金とは?傷むとどうなる?

スレート屋根や金属屋根では、屋根の面と面が合わさる頂上(棟=むね)を、山形に折り曲げた金属の板で覆っています。これが棟板金です。棟板金は、その下にある 貫板(ぬきいた) という細長い板に、釘やビスで固定されています。

棟板金は屋根のいちばん高い場所にあるため、風の影響を強く受けます。年月がたつと、次のような流れで傷んでいきます。

  1. 金属が、昼は熱でのび、夜は冷えて縮むことをくり返し、釘が少しずつ抜けてくる
  2. 釘の穴やすき間から雨水が入り、下の貫板が湿って腐る
  3. 釘が効かなくなり、棟板金が浮いたり、強風で飛ばされたりする

棟板金がはがれると、そこから雨水が入りやすくなり、雨漏りの原因になります。また、飛ばされた板金が近所の家や車に当たるおそれもあります。地上から見て 棟のラインが波打っている、板金の継ぎ目がずれている と感じたら、早めに点検を受けましょう。

修理方法別の費用相場と工期

修理方法 内容 費用の目安 工期の目安
釘の打ち直し・コーキング補修 浮いた釘を打ち直し、釘の頭や継ぎ目をコーキングでふさぐ 1軒あたり1.5万〜3万円 半日〜1日
貫板の交換 腐った下地の板を新しくし、棟板金を付け直す 1mあたり6,000〜10,000円 1〜2日
棟板金の交換 棟板金と貫板をまとめて新しくする 1mあたり7,000〜12,000円 1〜2日

※費用・工期は目安です。棟の長さ、屋根の形、天候、足場の有無で変わります。

クラフトホームズの料金の目安は、料金プランをご覧ください。点検・お見積りは無料です。

釘の打ち直し は費用を抑えられますが、下の貫板が傷んでいると、新しく打った釘もすぐに効かなくなります。築年数がたっていたり、板金を手で押すとふかふか動いたりする場合は、貫板ごと交換するほうが結果的に長持ちします。

棟板金の寿命(耐用年数)は 15〜25年 ほどが目安で、7〜10年ごとに点検・補修 を行うのが一般的です。屋根塗装のタイミングで、釘の浮きを一緒にチェックしておくと安心です。

足場代を含めた総額の計算例

棟板金の工事は、屋根の上での作業になります。屋根の傾きや高さによっては、安全のために足場を組む必要があり、その場合は足場代が総額の大きな割合を占めます。

ここでは、仮に棟の長さが 15m の家で、足場を組んで棟板金を交換する場合を計算してみます。

項目 目安 計算例(棟の長さ15mの場合)
棟板金の交換(貫板含む) 1mあたり7,000〜12,000円 約10.5万〜18万円
足場代 ― 約15万円
養生代 ― 約4万円
諸経費 ― 約2.5万円
合計 約32万〜40万円

※棟の長さは、屋根の形(切妻・寄棟など)や家の大きさで変わります。足場代・養生代・諸経費は、ミツモアの事例の目安をもとにしています。

このように、棟板金の交換だけで足場を組むと、足場代が総額の4割前後 を占めることもあります。屋根塗装やカバー工法、外壁塗装を予定しているなら、同じ足場で棟板金も一緒に直すと、費用を抑えられます。

交換工事の流れと工期

棟板金の交換は、天気がよければ 1〜2日 で終わるのが一般的です。足場を組む場合は、その前後に設置・解体の日が加わります。

  1. 足場の設置(必要な場合) ― 屋根の傾きや高さに応じて組みます。
  2. 古い棟板金と貫板の撤去 ― 釘を抜いて板金を外し、傷んだ貫板を取り除きます。
  3. 新しい貫板の取り付け ― 屋根に固定し直します。
  4. 新しい棟板金の取り付け ― 貫板に固定し、継ぎ目にコーキングをして雨水が入らないようにします。
  5. 点検・片付け ― 仕上がりを確認し、古い部材を処分します。

最近は、貫板に 腐りにくい樹脂製の板 を使ったり、固定に 抜けにくいステンレスのビス(ねじ) を使ったりする方法が増えています。木の貫板より費用は上がることがありますが、同じ傷み方をくり返しにくくなります。

工事中は屋根の上で作業するため、室内にいても音が聞こえることがあります。ただし、住みながら工事できるのが一般的です。

見積りで確認したい4つのポイント

  1. 「補修」か「交換」か ― 釘の打ち直しだけなのか、貫板・板金ごと交換するのかを確認しましょう。
  2. 棟の長さ(m数)と単価 ― 「棟板金工事一式」ではなく、何mをいくらで行うのかが分かると比較しやすくなります。
  3. 貫板の素材と固定方法 ― 木か樹脂か、釘かビスかで、次に傷むまでの年数が変わります。
  4. 足場の有無と費用 ― 足場が必要かどうか、必要ならその理由も聞いておくと安心です。

なお、「近くで工事をしていたら、お宅の屋根の板金が浮いているのが見えた」と突然訪ねてくる業者には注意が必要です。屋根に上がらせる前に、まずはご家族や、信頼できる業者に相談しましょう。

【現場から一言】

「棟板金は地上からは見えにくく、気づいたときには貫板まで傷んでいることがよくあります。屋根塗装や外壁塗装で足場を組むときは、棟板金も必ず一緒に確認しましょう。」

よくある質問

Q. 棟板金が飛ばされたとき、火災保険は使えますか?
A. 台風や強風などの自然災害で壊れた場合は、火災保険の補償対象になる可能性があります。地震が原因の場合は、地震保険の対象です。一方、年数がたったことによる劣化は一般的に対象外です。条件は契約によって異なるため、保険会社や代理店に確認してください。

Q. 棟板金だけ交換して、屋根全体はそのままでも大丈夫ですか?
A. 屋根材そのものの傷みが少なければ、棟板金だけの交換で問題ないことも多いです。ただし、屋根材のひび割れや色あせが進んでいる場合は、塗装やカバー工法と一緒に行うほうが、足場代をまとめられて効率的です。

Q. 雨の日でも工事できますか?
A. 棟板金を外すと、その間は雨水が入りやすくなるため、雨の日は工事を行いません。天気予報を見ながら、1日で板金を付け直せる日を選んで作業します。

まとめ

  • 棟板金の交換は1mあたり7,000〜12,000円、工期は1〜2日ほどが目安
  • 釘の浮きが軽ければ、1軒1.5万〜3万円ほどの打ち直し・補修で済むこともある
  • 足場を組む場合は、足場代が総額の大きな割合を占めるため、ほかの屋根・外壁工事との同時施工が効率的
  • 見積りでは「補修か交換か」「m数と単価」「貫板の素材と固定方法」「足場の有無」を確認する

クラフトホームズでは、建築板金技能士の資格をもつスタッフが、屋根の上の状態を写真でお見せしながら、補修で済むか交換が必要かをご説明しています。現地調査・お見積りは無料です。

▶ 関連記事:棟板金の浮きをチェック(NO.018)/台風・強風のあとに屋根を確認する方法(NO.050)
▶ 施工事例:施工事例の一覧を見る

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