「東京なのに、雪止めって本当に必要?」
「屋根の工事の見積りに『雪止め』が入っていて迷っている」
「大雪の日に、屋根の雪がドサッと落ちてきて怖かった」
東京では雪が積もる日は多くありませんが、まれに降る大雪で、屋根からの落雪がお隣や通行人、車、カーポートに被害を出すことがあります。家の立地によっては、雪止め金具は「保険」として付けておく価値があります。一方で、すべての家に必須というわけではありません。
この記事では、東京の住宅で雪止めが必要かどうかの考え方と、金具の種類・費用の目安を、東京都東大和市で外装リフォームを行うクラフトホームズが解説します。
目次
1. 雪止め金具とは?役割をかんたんに
2. 東京でも雪止めを考えたほうがいい理由
3. 雪止めを付けたほうがいい家・なくてもよい家
4. 雪止め金具の種類
5. 後付けの費用と工事のタイミング
6. よくある質問
7. まとめ
雪止め金具とは?役割をかんたんに
雪止め金具は、屋根の軒先(のきさき:屋根のいちばん下の端)近くに取り付ける小さな金具です。屋根に積もった雪が、一度に滑り落ちるのを防ぎます。
雪は、日が当たって屋根との間が少しとけると、かたまりのまま一気に滑り落ちることがあります。屋根の雪は思った以上に重く、2階の高さから落ちれば、人に当たれば大けがに、物に当たれば破損につながります。雪止めは、雪を屋根の上にとどめて、少しずつとかす ための部材です。
東京でも雪止めを考えたほうがいい理由
2014年2月には、関東地方に南岸低気圧による大雪が降り、東京(都心)でも最深積雪27cmを記録しました。東京でも、まれにこうした大雪に見舞われることがあります。
雪に慣れていない地域ほど、次のような被害が起きやすくなります。
- 落雪でカーポートの屋根が割れる・ゆがむ
- お隣の敷地や車に雪が落ちる(ご近所トラブルのもと)
- 玄関や通路に雪が落ち、家族や通行人に当たる
- 雪の重みで雨樋が曲がる・外れる
雪国の家は、落雪を前提に敷地や屋根の向きが考えられていますが、東京の住宅地は隣家との距離が近く、落ちた雪の逃げ場がありません。「めったに降らないからこそ、備えがない」 のが東京の家の弱点です。
雪止めを付けたほうがいい家・なくてもよい家
| 家の条件 | 雪止めの必要性 | 理由 |
|---|---|---|
| 軒先の下に隣家・道路・通路がある | 高い | 落雪が人や他人の物に当たるおそれ |
| 軒先の下にカーポート・車・物置がある | 高い | 屋根材や車の破損につながる |
| 軒先の下が玄関・勝手口 | 高い | 出入りの際に雪が落ちてくる |
| 金属屋根・太陽光パネルがある | 高め | 表面がなめらかで雪が滑りやすい |
| 軒先の下が自分の庭だけで、人が通らない | 低め | 落ちても被害が出にくい |
| 屋根の傾きがゆるい | 低め | 雪が滑り落ちにくい |
迷ったときは、「屋根の軒先の真下に何があるか」 で考えるのがいちばん分かりやすい方法です。北側の屋根は日が当たりにくく、雪が残りやすいので、北側が隣家や道路に面している家は特に注意しましょう。
付けたときの注意点
雪止めがあると、雪は屋根の上にしばらく残ります。そのぶん屋根に重さがかかるので、古い建物やカーポートの屋根などには、雪の重さへの配慮も必要です。また、雪がとける途中で雨樋に重みがかかることもあるため、雨樋の金具の状態も一緒に確認しておくと安心です。
雪止め金具の種類
| 種類 | 形・特徴 | 主な屋根材 |
|---|---|---|
| 後付け型(差し込み・はさみ込み) | 屋根材のすき間に差し込んで固定する小さな金具 | スレート・金属屋根 |
| 羽根型(板状) | 板状の金具で雪をせき止める | スレート・金属屋根 |
| アングル型(棒状) | 屋根の横方向に棒を渡し、面で雪を止める | 金属屋根 |
| 雪止め瓦 | 瓦そのものに突起がついている | 瓦屋根 |
新築時に付ける場合は屋根材と一緒に固定しますが、既存の屋根に後から付けるときは、屋根材を傷めずに固定できる金具を選ぶこと が大切です。屋根材の種類や状態によって使える金具が変わるため、現地で確認してから決めます。
後付けの費用と工事のタイミング
雪止め金具の後付け費用は、屋根材や屋根の大きさで変わります。
| 屋根材 | 後付け費用の目安(30坪程度) |
|---|---|
| スレート屋根 | 6万〜10万円 |
| 金属屋根 | 9万〜16万円 |
| 瓦屋根 | 8万〜40万円 |
| 足場が必要な場合(2階建て) | 別途 約15万円 |
クラフトホームズの料金の目安は、料金プランをご覧ください。点検・お見積りは無料です。
注目したいのは足場代です。雪止めだけのために足場を組むと、金具代より足場代のほうが高くなることもあります。そのため、屋根塗装・カバー工法・葺き替えなど、足場を組む工事と一緒に取り付ける のが最も無駄のない方法です。
屋根カバー工法や葺き替えの見積りに雪止めが入っている場合は、「どの面に、何列、どの種類の金具を付けるのか」を確認しましょう。必要な面にだけ付ければ、費用を抑えられることもあります。
すでに雪止めが付いている家は「サビ」と「ゆるみ」を確認
雪止め金具は屋根の上で雨風を受け続けるため、年数がたつとサビが出たり、固定がゆるんだりします。サビた金具はそのままにすると、サビ汁で屋根材を汚したり、強度が落ちたりすることがあります。屋根塗装の際には、金具もサビを落としてから一緒に塗装するのが一般的です。ゆるみや破損がある場合は、交換を検討しましょう。
【現場から一言】
「大雪のあとに『カーポートが割れた』『お隣の車に雪が落ちた』というご相談をいただくことがあります。屋根工事のご予定があるなら、軒先の下に何があるかを一緒に見て、雪止めが必要かどうかを判断しましょう。」
よくある質問
Q. 雪止めを付ければ、雪はまったく落ちてきませんか?
A. 一度に大量の雪が滑り落ちるのを防ぐ部材なので、少しずつ落ちる雪や、軒先からはみ出した雪が落ちることはあります。完全に防ぐものではないと考えてください。
Q. 雪止めだけを後から付けてもらえますか?
A. 可能です。ただし、屋根の高さや傾きによっては足場が必要になり、費用が上がります。屋根の塗装や葺き替えを検討しているなら、同時に付けるほうが割安です。
Q. 雪止めがあると雨漏りしやすくなりませんか?
A. 屋根材に合った金具を正しく取り付ければ、雨漏りの心配はほとんどありません。ただし、屋根材に穴を開けて固定する金具の場合は、防水処理の方法を事前に確認しておきましょう。
まとめ
- 雪止め金具は、屋根の雪が一気に滑り落ちるのを防ぐ部材
- 東京でもまれに大雪が降り、住宅地では落雪の被害が出やすい
- 「軒先の真下に隣家・道路・カーポートがあるか」で必要性を判断する
- 後付けは足場代がかかるため、屋根工事と同時に付けるのがおすすめ
クラフトホームズでは、屋根の点検の際に、雪止めが必要かどうかも敷地の状況に合わせてご説明しています。現地調査・お見積りは無料です。
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