「屋根の傷みがひどくて、塗装では無理と言われた」
「葺き替えは高いと聞いたけど、ほかに方法はある?」
「カバー工法って、本当に大丈夫なの?」
屋根カバー工法は、今の屋根の上に新しい屋根材を重ねる工事です。30坪の戸建てで 70万〜150万円 ほどが相場です。古い屋根を撤去しないため、葺き替えより費用と工期を抑えられます。
目次
1. 屋根カバー工法とは
2. 費用相場と内訳
3. 工事の流れと工期
4. メリット・デメリット
5. カバー工法ができない屋根
6. よくある質問
7. まとめ
屋根カバー工法とは
既存のスレート屋根などの上に、防水シート(ルーフィング)を全面に敷き、軽い金属屋根を重ねて葺く工法です。「重ね葺き」とも呼ばれます。
【写真】既存のスレートの上に防水シートを張った状態
費用相場と内訳
| 工事 | 30坪の費用相場 |
|---|---|
| 屋根カバー工法 | 70万〜150万円 |
| (参考)屋根塗装 | 40万〜80万円 |
| (参考)葺き替え(ガルバリウムへ) | 100万〜250万円 |
| 内訳 | 内容 |
|---|---|
| 足場・飛散防止ネット | 15万〜25万円 |
| 棟板金・雪止めなどの撤去 | 数万円 |
| 防水シート(ルーフィング) | 全面張り |
| 屋根材(金属屋根) | ㎡5,000〜8,000円前後が目安 |
| 棟板金・役物の取付 | 一式 |
クラフトホームズの目安(30坪・スーパーガルテクト):最低価格 99万円〜(税別)
金額の差が大きいのは、使う屋根材のグレード と 屋根の形(棟や谷の多さ) によるものです。断熱材一体型の金属屋根は、遮熱・断熱・防音の効果も期待できます。
工事の流れと工期
- 現地調査・足場設置
- 棟板金・雪止めなどの撤去
- 防水シート(ルーフィング)張り
- 新しい屋根材を軒先から葺く
- 棟板金・役物の取付
- 完了検査・お引渡し
工期は 1〜2週間 が目安です。住みながら工事ができ、撤去が少ないぶん騒音やほこりも抑えられます。
メリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 撤去費・処分費がかからない | 屋根が二重になり、少し重くなる |
| 工期が短い | 下地が傷んでいると施工できない |
| アスベストを含む屋根でも、飛散させずに工事できる | 次にリフォームするときは、2枚分の撤去が必要 |
| 断熱・防音性が上がる(屋根材による) | 瓦屋根には基本的に使えない |
カバー工法ができない屋根
- 屋根の下地(野地板)が腐っている、たわんでいる
- 雨漏りが長く続き、内部まで傷んでいる
- 日本瓦などの重い屋根
このような場合は、下地から新しくする 葺き替え をご提案します。現地調査で、屋根の上と屋根裏の両方を確認して判断します。
【現場から一言】
「カバー工法で一番大切なのは、見えなくなる防水シートです。重ね幅と端部の処理は、メーカーの基準どおりに施工し、写真で記録してお渡しします。」
よくある質問
Q. カバー工法をすると、家は重くなりませんか?
A. 金属屋根は1㎡あたり5kg前後と軽く、スレートの上に重ねても、瓦屋根よりずっと軽い重さに収まります。
Q. 雨音はうるさくなりませんか?
A. 断熱材一体型の屋根材を選べば、雨音はやわらぎます。スレートと二重になるため、元の屋根より静かになったと感じる方もいます。
Q. 何年くらいもちますか?
A. 屋根材のグレードによりますが、ガルバリウム鋼板系の金属屋根で25〜30年程度が目安です。メーカー保証が付く製品もあります。
まとめ
- 屋根カバー工法の相場は30坪で70万〜150万円
- 撤去が少なく、工期1〜2週間・住みながら工事できる
- 下地が傷んでいる場合は葺き替えが必要
- 判断には、屋根の上と屋根裏の調査が欠かせない
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